厚生消防委員会 2/13

2020年02月15日(土)10:15

13日、厚生消防委員会が開催されました。児童相談所と市立保育園民営化について質問。新型肺炎についても正しい情報を広く周知すること、影響を受けている業界に対して市としても支援を打ち出すことを求めました。

 

 

児童相談所について

 

奈良市は児童相談所を核とした複合施設「子どもセンター」を柏木公園内に建設しようとしています。ニュースでも度々報道される、児童虐待等から子どもたちの命を守る最後の砦となるのが児童相談所です。しかし、全国の事件の中には児童相談所が関わっていたにもかかわらず、子どもを守れなかったケースも見られます。奈良市に、開設に当たっての決意を聞きました。

 

中核市で三番目に児童相談所を建てた明石市では、日本共産党議員団も積極的に市長に提案を行い、より充実した内容となるよう取り組んでいます。特に、児童相談所に欠かすことができないのが人材確保です。多くの相談が寄せられ、様々なケースへの対応が迫られれば必然的に多くの人材が必要となってきます。明石市では、開設当初から国の基準の倍にもなる職員を配置しています。これは国の基準では十分な仕事ができないと考えたからです。奈良市に職員配置の考えを聞いたところ、「国基準に合わせた職員配置を行う」との答弁にとどまっています。

 

予算の確保も課題です。国の基準までは交付金などの財政支援がありますが、超えた分は市の持ち出しとなります。明石市では「それでもやる」と予算も確保し体制を維持しています。一方、奈良市の答弁では市独自の予算措置についての言及はありませんでした。

 

被害を受けた子どもたちが一時的に生活するための一時避難所については、奈良市でも個々のプライバシーに配慮した設計が考えられていることが確認できました。一方で定員が12人と少ない(県中央子ども家庭相談センターは20人の定員で18人入っている)ため将来の拡張性も含め検討することを求めました。

 

今回の質問で、奈良市は国の基準以上のことは考えていないことが明らかとなったと思います。しかし、国の基準でやっているだけでは子どもたちの命は守れないことが全国の事例でも明らかではないでしょうか。明石市のように、「誰一人として取り残さない」という奈良市の決意が必要です。市民のみなさんに頼られる施設となるよう引き続き市に提案も行っていきたいと思います。

 

 

保育園民営化について

 

奈良市は先日、「大宮保育園」「春日保育園」「伏見保育園」3園の民営化方針を公表。その前には「富雄保育園」「飛鳥保育園」の2園の民営化が公表され、「鶴舞こども園」「右京保育園」では民間移管に向けて引き継ぎ保育が進められています。まさに7園もの保育園・こども園を同時並行的に民間移管していこうという計画となっており、奈良市の保育事業の根幹にも関わる大変拙速で危険な動きだと考えています。

 

保護者に対して、事前に説明会も行われているようですが、それを聞いた保護者の方々は自主的に立ち上がり、公立の園は公立のまま存続させてほしいと運動を始めておられます。保護者の中から自然に起こったこういった声を聞かずに一方的に、計画を進めるのであれば、保護者間での、地域間での分断と対立を全市に広げることになるということを指摘し質問を行いました。

 

奈良市は民営化の説明の中で、民営化による効果として待機児童の解消をあげています。それがどういう考えからなのか質問しました。奈良市は、「鶴舞こども園では0〜2歳を新たに受け入れるため81人増える」「富雄では5人増える」「そのほかは現在の定員を奇人としている」と答弁しました。鶴舞以外は微増もしくは今のままということで、民営化=定員増にはならないことがはっきりしたと思います。

 

また奈良市は、「民営化された園で働いていた正規職員の保育士が他の保育士が不足している市立園に異動することで、異動先の保育園の受け入れが増やせる」と答弁。そもそも、保育士が足りずに十分受け入れができていないのであれば、保育士確保にこそ真剣に取り組むべきで、今いる保育士の人数にあわせて園の数を減らすというのは発想自体がおかしいといわねばなりません。

 

公立園は、どんな障害を持った子どもでも安心して預けることができる、どの園でも同じ水準で保育してもらえる、など働く保護者のみなさんの大きな支えとなってきました。待機児童解消が奈良市の大きな課題であることは私も理解しています。しかし、奈良市が進めようとする民間移管は待機解消にはつながらないことがはっきりしました。そのことから市長は奈良市の保育事業をリストラしたいんだなということがよく現れていると思っています。市立園は市立のままで存続し、待機解消のための認可保育所増設にこそ民間法人のみなさんとともに公私で力を合わせていくべきではないかと訴えました。

 

▲保護者の方が独自に立ち上がり署名活動が始まっています。私も手伝わせていただきましたが

一時間半ほどで250筆以上が集まるなど大きな反響です。市民の方々への周知も重要だと感じます。

 

新型肺炎について

 

新型肺炎については、時間の関係もあり奈良市に対して要望を述べました。まず、市民の方々への情報発信についてです。刻々と変化する情報を奈良市はインターネット上で公表しています。一方で高齢者の方を中心にネットが使えないという方にも正しい情報(予防方法なども)が伝わるよう紙媒体による情報発信も広く行うことを求めました。

 

また、奈良市では外国人観光客の減少による関連産業への影響も懸念されます。実態を調査し市としても独自に対策を打ち出すことを求めました。

カテゴリー:議会


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最終更新日:2020/08/05

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