奈良市立保育園の民営化、全園に拡大か。拙速な進め方はやめよと質問。

2019年05月20日(月)17:24

厚生消防委員会が、17日に開催されました。現在奈良市では、右京保育園と鶴舞こども園において民営化がすすめられています。右京保育園の保護者からは、民営化に反対する請願書が議会に提出されるなど、大きな議論ともなりました。

 

▲民営化が進められている右京保育園(奈良市HPより)

 

奈良市初の試みでもある保育園の民営化が上記2園で進められている中、奈良市はさらに拡大しようとしています。私の質問でも現在奈良市立となっている園名も挙げて、民営化を進めていく旨が述べられました。右京と鶴舞が現在民営化に向けて進められ、結果の総括もないまま次々と進めていく奈良市の姿勢は拙速以外の何者でもありません。

 

これまでは、奈良市立保育園として統一基準で保育が実施されてきたものが、民営化後は個々の法人毎の基準で運営される事になり、各園毎に保育の質にばらつきが生じることになります。仮に、市立よりもよりよい保育内容となったと言うことであれば、納得する方も居るとは思いますが、反対に今よりも雑になった、不親切になった等のマイナス評価となれば、民間移管の判断を下した奈良市の責任が問われます。右京の場合は、初の試みということもあり、法人選定等では慎重に行われたと思います。しかし今後の民営化の中で、公募を重ねても要項を満たす法人が現れなかった場合、基準を引き下げて法人を何が何でも探すということになれば、保育の質の低下にもつながりかねません。

 

奈良市が保育施設の民営化を進める理由として、「人材と財政」を挙げています。しかし、保育を守る為の財源確保に、これまで奈良市が本気で取り組んできたかというと、私はそのようには思えません。市の責任の下での保育の実施は、奈良市の福祉の根幹となる制度でもあり、他の福祉施策と併せて、最優先に予算を確保していかなくてはならない事業の一つです。その運営を奈良市から切り離そうとする、民営化の路線は、正に福祉の切り捨てであり奈良市の責任放棄と言わねばなりません。今すべきことは、市立保育園の民営化ではなく、待機児童解消のための認可保育所の設置を国・県・市の責任で行っていく事です。少子化の今だからこそ、保育の拡充で、若い人たちが安心して働くことが出来る市政を目指していくべきだと指摘しました。

カテゴリー:議会


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