本日、若草山モノレールの件が
朝日放送のニュース番組「キャスト」で報道されました。25日に行った「若草山へのモノレール建設に反対する会・結成集会」の様子も映像で紹介されています。
番組では、若草山を紹介した後、モノレール計画についての県の見解、そして賛否両方の意見も紹介しています。番組内で視聴者を対象にアンケートも行われ、3700近い票の内74%もの方が反対と答えていました。出演者からも、「奈良の良さは、歴史的な風景が残っていること」と、モノレールによる景観破壊を危惧する声も出されました。
一方で番組内では地元商店街から、モノレール効果での観光客の誘致に期待する声も紹介されています。しかし、観光客の誘致については様々な方法が検討されるべきであって、世界遺産をこわし、景観をこわすモノレールが最善の策ではないと思います。
県や市は、世界遺産に登録された後は、観光利用のことばかりに目が行って、本来の目的である遺産の「保護」という大原則から外れていっているような気がします。このまま事が進めば、観光振興どころか大切な世界遺産まで失ってしまう事を、県も市も深く自覚するべきです。