3月議会・新年度予算、市長が取り下げへ

2017年03月22日(水)12:41

この3月議会に提案されている「平成29年度予算案」が17日の「予算審査等特別委員会」で否決された事を受け、市長は予算と関連議案について、いったん取り下げ後日再提出する旨を表明していました。そして、今日行われた本会議で正式に取り下げられることとなりました。

 

 

取り下げとなる議案は、「議案第9号 平成29年度奈良市一般会計予算」と「議案第48号 奈良市教育長の退職手当の特例に関する条例の一部改正について」の2議案となります。本会議では、上記2議案以外を採決し、いったん閉会、後日(来週月曜日予定)臨時議会が招集され再度提案されることとなります。

 

委員会での新年度予算の否決は、昨年に続き2回目となり市長の議会や市民に対する責任が問われます。日本共産党奈良市会議員団では、経済効果がはっきりしないリニア誘致事業やその他不急な事業予算を減額し、市民サービスに関することに予算を振り向ける、「予算組換え」の提案なども視野に入れて論戦を行ってきました。

 

後日、予算案が改めて示されれば、その内容もよく精査し、引き続き市民生活に寄り添った市政となるよう論戦を行っていきたいと考えています。

カテゴリー:議会

3月議会・一般質問

2017年03月14日(火)16:08

3月議会で一般質問を行いました。テーマは、国民健康保険制度について、道路整備について、都跡こども園の通園支援策についての3点です。

 

 

【1】国民健康保険制度について

国民健康保険制度では、保険料を滞納している世帯に対し、通常よりも有効期限の短い「短期証」を発行することができるようになっています。これは、滞納者と市が納付について話し合いの機会を持つための一つの手段として認められているものです。もちろん、保険料の納付は、被保険者の義務でもあります。しかし、経済的・身体的な理由等によりどうしても納めることができない人が居ることも事実です。そういった、特別な事情を抱えた人に対する奈良市の対応を問いました。

 

奈良市で短期証が交付されている人について、3ヶ月の有効期限が過ぎても次の保険証を交付せず、役所に留め置いている実態が明らかとなりました。市は、窓口にきたら保険証を渡すと言いますが、どうしてもお金が工面できない人にとって、役所の窓口は大変敷居の高い者となっています。保険証がなければ病院にも行けず、結果、病状悪化が進行し深刻な状態に陥る・・・この様なことが日本全国で起こっています。

 

医療は、生存権を保障する上でも欠かせない要素の一つです。短期証の有効期限が切れるまでに接触できていない被保険者に対しては、奈良市の方から接触を試み、全ての被保険者に対して使える保険証が交付されるよう求めました。また、単に保険料支払いの対応だけにするのではなく、生活保護や介護制度、障がい者福祉など、他の福祉制度などにもつなぎ、その人の生活が再建できるように対応を求めました。

 

【2】道路整備について

私の地域でも、道路整備を求める声が多く寄せられます。今回は特に、西ノ京駅〜西の京高校、都跡通りの近鉄踏切〜都跡中学までの道路整備について聞きました。この2つの区間はどちらも主要な通学路となっています。特に都跡通りでは3年間に20件の交通事故も起こっており、そのうち1件は中学生の登下校中の事故でした。歩道もない所を車と学生とが混ざり合って通行している状態となっており、改善が急がれます。

 

奈良市は、「奈良市通学路安全プログラム」を作成し整備を進めると答えていますが、それも部分的な改修にとどまっており、抜本的な問題解決とはなりません。もっと計画性を持って整備を進めることを求めました。

 

【3】都跡こども園での通園支援について

都跡幼稚園がこども園化される際に、佐紀幼稚園が閉園となっています。佐紀町から都跡こども園の間には平城宮跡もあり通園距離が非常に長くなっています。こども園化される際にも通園バスを求める声も上がりましたが実現には至っていません。今回、改めて通園バスの実現を求めました。奈良市は、「保護者の方にはご不便をおかけしている」と認識を示しながらもバスについては後ろ向きの答弁をしました。この様な保護者にも冷たい奈良市の姿勢は、市長の言う「子育てに優しい街づくり」からはほど遠いものです。

カテゴリー:議会

水道事業の民営化問題で、住民のみなさんと懇談しました

2017年03月03日(金)16:46

奈良市は、上下水道事業の民営化(コンセッション方式・運営権譲渡)を進めようとしています。昨年3月に一度、この民営化を行うための議案が議会に提出されましたが、反対多数で否決となっていますが、その後も、民営化に向けての検討を続けています。日本共産党では、民営化の対象地域となっている、柳生・都祁・月ヶ瀬周辺の住民のみなさんの思いを聞こうと懇談会を企画しました。今日はその一回目として、柳生地域にあたる興東公民館で行い、私も参加させていただきました。

 

 

民営化の対象となっている地域は山間部にあたります。人口が少ない上、管路も長大となり保守にも手間がかかる事から、基本的に決算は赤字となっています(もともと都祁と月ヶ瀬はそれぞれ村として独立した自治体でしたが平成の大合併で奈良市に編入されています)。委託される企業がたとえ半官半民であったとしても、会社法人であれば少なくとも赤字を出すことはできません。山間部では今まで通りに上下水道事業を行っているだけでは黒字に転化する事はあり得ません。ここで最も懸念される事態が、水道料金値上げや特に過疎化が進んでいる地域でのサービス水準切り下げです。

 

多くのみなさんにはご理解いただけると思いますが、「水」というのは私たちが生活していく上で欠かせないものでもあります(電気やガスも生活上必要ですが、水はそれ以上に命に関わるものだと思います)。だからこそ、法律でも水道事業について「安価で安全」な水を届けることを使命とし、様々な規定が設けられているのです。たとえ赤字でも続けていかなくてはならない事業の一つとして自治体が責任を負ってきました。

 

かつて、国鉄が民営化されましたがその後、いわゆる「不採算路線」が次々と廃止されてきています(JR北海道が顕著ですが・・・)。同じようなことが水道事業で起こればとんでもないことになってしまいます。「命の水」をまもるために、上下水道事業は、やはりこれまで通り、奈良市が責任を持って運営していくことを強く求めて行きたいと思います。

 

今日の懇談で、出席された方からは、「私たちの地域は、市営水道の水源地(須川ダム)にもなっている。そんな地域を赤字だからと言って切り離されるのは納得いかない」、「赤字地域を切り離そうというのは、山間部に住む住民への差別ではないか」などの意見がだされ、「民営化の方針には反対して欲しい」との声もいただきました。

 

この問題は国会でも、日本共産党の田村議員が取り上げ質問しています。(動画16分30秒以降から)

 

カテゴリー:活動報告

3月議会・質問順が決定しました。ぜひ傍聴にもお越し下さい。

2017年03月01日(水)17:23

 

昨日開会した3月議会での、代表質問・一般質問の順番が発表されました。代表質問の北村議員は午後1時から、7日の山本議員、8日の井上議員も午後1時からとなります。私は7日の一番最後で、4時頃からとなりそうです。

 

代表質問は、各会派一人づつで持ち時間は人数に関係なく各会派1時間です。日本共産党として、市長の国政に対する態度、新年度予算案、子育てや教育、また新斎苑の問題についても取り上げる予定となっています。この代表質問の日に、各運動団体のみなさんと市役所門前にて集会(12:20〜)も予定しています。

 

一般質問は、15分×人数分の時間が会派に与えられ、範囲内で自由に割り振ることができます。日本共産党は7人ですので、15分×7人=105分。これを35分づつ3人で使い質問することにしています。山本議員は、子どもの貧困対策など、井上議員は東部上下水道の民営化問題などを取り上げる要諦となっています。私も、先日ブログで書かせていただいた、国保制度改善、生活道路整備などのを予定しています。一つでも多くの要求実現のために、入念に準備し望みたいと思います。

 

 

■奈良市議会ライブ中継

(http://smart.discussvision.net/smart/tenant/nara/WebView/index.html)

リアルタイム中継以外にも、過去の本会議や委員会の録画もご覧いただけるようになっています。また、今月からはスマートフォンやタブレットPCでも見れるようになっています。

カテゴリー:議会

3月議会・開会

2017年02月28日(火)17:00

今日から3月議会が始まります。新年度予算を含め、提出された議案について市長から説明がありました。毎回、3月議会では市長が新年度の重点施策などについての所信を述べることとなっています。今後1年間の奈良市の行方を左右する重要な議会です。日本共産党7名で力を合わせ、市民要求実現をめざし論戦していきたいと思います。

 

 

新年度予算についての市長の説明を聞いての感想ですが、今回は良くも悪くも目新しいものがあまりない内容だったのではないかと感じています。火葬場建設なども触れられず、「当たり障りのない内容」にまとめた感があります。しかしその中にも、「民間でできることは民間で」とさらに民間委託を進めていく方針も盛り込まれています。

 

この間の市役所業務の民間委託では、利用する市民や事業者の方から不満の声が多く寄せられています。市民課での待ち時間が増えた、申請などの際に融通が利かずに手間が増えたなどの意見が目立ちます。何が何でも民間委託がダメとは言いませんが、少なくとも市民にとって利用しやすい市役所を目指して行く姿勢は必要です。

 

経済活性化策では、これまでと引き続き観光に特化した政策も目立ちます。国が示すインバウンド戦略などの政策に便乗し、補助金を使うための政策が多いように感じます。一方で、市内で現に事業を営んでいる事業者に対する経営支援の政策は見当たりません。いくら観光イベントを行っても、地元の業者の活性化につながらないと、景気回復もないと思うのですが・・・

 

さて、この3月議会で私は一般質問を行わせていただくこととなっています。国民健康保険制度の改善、道路整備などのまちづくりについて、幼稚園の通園支援策などについての質問を予定しています。インターネットでも中継されます。ぜひご覧下さい。

カテゴリー:議会

奈良市の幼保再編計画の見直しを求め、署名が提出されました。

2017年02月27日(月)21:56

今日、奈良市の進める幼稚園と保育園の統廃合・こども園化(奈良市幼保再編計画)に反対し、市立幼稚園での3年保育の実現を訴える署名1350筆が第一次分として奈良市に提出されました。署名は「奈良市の保育と教育の充実を求める会」が呼びかけ取り組まれています。署名提出にあたり、市からは「子ども未来部長」「こども園推進課」などが出席しています。

 

 

署名を手渡した後、求める会のみなさんと市の担当と懇談も行われました。地元の幼稚園を存続させてほしいという願いとあわせ、市立幼稚園の3年保育の実現の願いが語られました。

 

署名で訴えていることは、 崙猯瓢塒鎚欹栃垠弉茵廚鬚い辰燭鹽犒襪垢襪海函↓◆崙猯瓢堽幼稚園における園児募集停止、休園及び閉園の基準に関する要項」を撤回すること、市立幼稚園の3年保育をただちに実施すること、の3点です。

 

 

カテゴリー:活動報告

奈良公園を守り継ぐシンポジウム

2017年02月26日(日)20:43

奈良県が計画している、奈良公園内へのホテル誘致計画を止めようと、奈良市革新懇と奈良歴史遺産市民ネットワークの共催でシンポジウムが開催されました。

 

 

奈良女子大名誉教授・元日本イコモス理事の上野さんが基調講演をされ、その後様々な分野の方からの発言もあり、活発な意見交換の場となりました。また、今回のシンポには、参議院議員の大門みきし議員も駆けつけ、国に対する対応などの報告がありました。

 

 

現在奈良県がホテル建設を進めようとしている場所は、奈良公園内に2箇所あります。前回の「高畑町住民有志の会」などの方がシンポを行った浮見堂南側での計画が一つ、もう一箇所は、県庁東側の知事公舎などがある一帯です。どちらにおいても県は、高級ホテルの建設を計画しています。

 

過去にも奈良公園内にホテルを建設する計画はありました。前回の東京オリンピックの際に、今回も計画地となっている浮見堂南側の裁判官官舎跡地への建設が計画されていました。そして今回も、東京オリンピックを口実にしながら計画が進められようとしています。過去に進められてきた計画は、市民や県民の反対運動の中で頓挫させられてきました。やはりそれは、多くの方が奈良公園は変えない方がいいと判断したからだと思います。

 

行政として商業の活性化策を打ち出そうとすること自体は良いと思います。しかし、変えては行けない場所と、商業区域との線引きは、やはりきっちりと切り分けて行かなければならないのではないでしょうか。奈良公園は、奈良の大切な歴史遺産であり観光資源でもあります。それを時の知事の一存で壊してしまっていいのでしょうか・・・。

カテゴリー:活動報告

3月議会・内示会

2017年02月21日(火)15:32

 

3月議会に提出される議案が内示されました。3月議会は、来年度(平成29年度)の予算が最大の議案となり、市民生活にも大きな影響があります。この3月議会、市民の暮らしの立場から7名の議員団で論戦していきたいと思います。

 

今回提出された予算の印象は、7月の市長選を控えてか突出して目立つものがあまりないと感じました。しかし、一部の事業等については高額な予算が付いているものもあり、今後の審議や市議団での検討のなかで必要性や妥当性を検証し、必要な場合には市にたいし積極的に提案も行っていきたいと思います。

 

 

開会に向けて、市民団体のみなさんによる会派への要請活動も活発に行われております。神功小学校と右京小学校の統廃合に反対運動をされているみなさん、幼保再編計画の見直しを求めるみなさんや、平和活動をされているみなさんなど、多様な分野の方々が訪ねてこられます。そんなみなさんの要求の実現も重要な課題です。

 

 

カテゴリー:議会

民間開発による住民とのトラブル解結に大きく前進

2017年02月20日(月)12:32

 

市内で、民間事業者による開発行為について、業者と住民とで紛争に発展するケースが増えています。その対策として奈良市は、業者と住民との間に入り三者協議を行い調整するための仕組み作りを進めていることが明らかとなりました。早ければ今年4月からの運用となり、現在そのための基準づくりが進められています。

 

私の関わった例では、菅原町での住宅開発で住民と業者でトラブルが発生、既存の住環境に配慮した設計に変更するよう運動が取り組まれました。その際にも奈良市は「建築基準法など法令の基準を満たしていれば開発許可を下ろさざるを得ない」と、業者と住民との間に市が関与することに消極的でした。そのため、私も議会で他の自治体の事例を研究し、早期に奈良市でも紛争解決の仕組み作りを求めてきました。

 

他の自治体では、堺市や東大阪市、西宮市などですでに紛争解決のために両者が話し合いをする場を制度化しています。奈良市でも三者協議の場が設定されることは、住民と業者との紛争解決に大きな前進となります。

 

運動に取り組んできた菅原町の住民の方からも、今回の奈良市の方針に「市に訴えてきた甲斐がありました。本当にうれしいです」と感動の声も頂きました。

 

一方、たとえ三者協議が行われても折り合いが付かない場合には、従来通り法令に基づき開発許可が下ろされることとなります。双方が冷静に話し合い、市も問題の解決に積極的に取り組む姿勢が求められます。

カテゴリー:議会

「奈良市幼保再編問題」学習・交流懇談会 part2

2017年02月19日(日)20:43

奈良市で進められようとしている幼保再編問題について学習・交流しようと、「奈良市の保育と教育の充実を求める会」が主催となり学習交流懇談会が行われました。今回は、大阪府八尾市で幼保再編問題で活動されている岩狭さんを講師に、こども園化の実態と問題点について学習しました。市議会からの報告は北村議員が行いました。

 

 

奈良市での幼保再編でも、施設の統廃合と併せてこども園化もセットで行われています。こども園では、これまでの幼稚園利用者(1号認定・だいたいお昼頃までの利用)と保育園の利用者(2号・3号認定・夕方まで)が同じ施設で保育を受ける事となります。奈良市は、幼稚園機能と保育園機能が合わさることで待機児童の解消になるとメリットを説明します。一方で、デメリットについてはほとんど明らかにされていないのではないでしょうか。幼稚園と保育園では児童の生活パターンも違います。無理矢理一つにまとめたこども園ではそこに起因する問題も指摘されています。

 

市が統廃合を進める理由に挙げているのが、園児数の問題です。市は園児の数が少なくなりすぎると適切な教育ができないと言います。しかし、これらの説明は可能性や懸念のレベルで、学術的に示された根拠は無いといいます。小規模となっているなら、逆に一人一人に目の行き届く、きめ細やかな教育も可能で、工夫次第でいくらでも「質の高い教育」を実施する事ができるのではないでしょうか。

 

今日は、様々な地域で活動されている方からの報告を聞くことができました。これから始まる3月議会で、今日学んだことを生かし奈良市に幼保再編計画を考え直させるために、論戦をしていきたいと思います。

 

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最終更新日:2017/03/22

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